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対談風コラム「看板少女と管理人(仮)」・第五章 |
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壊れかけの身体をひきずりながら趣味に生きる私、ヤルダバオト(仮)です。今回は格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ(以下KOF)![]() |
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壊れかけどころか骨と皮だけになってるけど…。土のカオス?フレアーとかそんな感じかな。よい子のみんな!カオスの神殿には最強武器マサムネがあるけどダテレポがないと、脱出できず詰んでしまうぞ!レベル上げもいいけど、初代にはフェニックスの尾がないから白魔道士が死なないように気をつけてね!以上ファイナルファンタジー最終攻略でした! |
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と、色々おいてけぼりな知識炸裂、脱線しつつ閑話休題。「KOF」。SNK(現SNKプレイモア)の格闘ゲームで餓狼伝説![]() ![]() |
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当時は92〜3年の間に出た龍虎の拳、餓狼伝説SPECIAL、サムライスピリッツと対戦ブーム真っ只中、まさに100メガショック!そんな中でKOF94の稼働が決定し、SNKキャラが大集合した大会を開催しますなんて言われたら当時のファンの熱狂もそれはすごいものだったわけで。 |
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当時格ゲーばかだった管理人も94は満足の出来だったのだが、なぜかサムライスピリッツを省いた上にオリジナルが結構いて、オールスター祭なのか正統派格闘大会なのかはっきりしろと思ったりもしたがね。原作完全準拠なら餓狼と龍虎は時間のズレがあるからそのまま出すのは無理があるけれど。 | |
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龍虎の拳2の(隠し)ボスが当時20代のギース・ハワードなんだよね。餓狼伝説登場時は40歳くらいになっているから、一緒に出そうとするとリョウ・サカザキが30歳以上、タクマに関しては還暦を上回る年齢になっちゃうんだね。正統派、お祭りどちらにしても納得できない所ができちゃうのかぁ。それを大人の事情とかでばっさり切り捨てたくない気もするね。 |
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チーム制というのは当時斬新なアイデアで、1コインで3人使えるというお得感があったし、何よりオールスターというのは些細なツッコミも「こまけぇこたぁいいんだよ!」と吹き飛ばす位の威力があった。いいよねオールスター夢の共演。東映まんが祭りとか。ワイワイワールドとか。 | |
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ファミコンの名作はまだしも、「マジンガーZ対デビルマン」とかほとんどの人がついていけないとボクは思うんだ。 |
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そのへんはまた別の機会に。ちなみに好きなチームは怒。特にラルフ・ジョーンズ大佐がお気入り。38歳の癖にバンダナつけて「ねりゃ〜!」とか「イェーイ!」やら叫んじゃったり、すごい気合入ったパワー溜めポーズ、全キャラトップクラスのパワーとか、超必殺技にバリバリバルカンパンチとか名付けちゃうネーミングセンスとか全てがツボに入る。大佐なのにすごいバカ(褒め言葉)がいるよ!(w |
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で、95以降はお祭じゃなくて独自ストーリー路線「オロチ編」が開始するわけね。三種の神器、オロチ八傑集とか重要なキーワードがたくさんプラス、シリーズ屈指の人気キャラ八神庵が登場、と。 |
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ストーリーやキャラでは大いに盛り上がったKOFだけど対戦に関してはひどくなる一方だったんだよな。95の永パ持ち草薙京、カイザー烈風拳+バリア脳のオメガ・ルガール、96の超威力超必+寝てるだけで最強の鎮元斎、97のお手軽超性能暴走ペア「ツキノヨル(ry」の庵+「ヤミノナカ(ry」のレオナ。97は殆ど対戦しなかったよ。暴走キャラしか乱入してこないし、技暴発するしで。 | |
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対戦格闘としての完成形はお祭作品になった98を待たなければいけなかったわけね。でも人気の絶頂は96・97の頃ってのが一般的な意見みたい。どうしてなの?対戦ツールとしては98が一番なんでしょ。だったら一番人気じゃなきゃヘンじゃないの? |
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98の優秀なゲームバランスが判明したのは研究が重ねられた後だから、稼動当初はあまり注目されなかったようだ。97でオロチ編が完結して一段落していた事、98にストーリーがなかった事、ネオジオの格闘ゲームの信頼・人気に陰りが見えていたってのが主な理由かな。お祭にするにもそれに参加するスターたちの元ゲーがコケまくって暗黒期絶賛突入中でした。 |
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餓狼3はキャラ入替失敗+バランス崩壊「最強は一人でいい→過疎」。龍虎外伝は時代に応えて「3Dよりもリアルな格闘を堪能せよ!→不自然すぎる挙動→過疎」侍魂3作目・斬紅郎無双剣は「いざ”背後から”尋常に!→コマンド投げと即死コンボでどりゃぁ!→過疎」。裏切ったなSNK!ボクの気持ちを裏切ったな!父さんと同じに裏切ったんだ! |
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最後なんか混ざってる。あと父さん違う。裏切られたとは思ったが…。さらに家庭用に移植されたネオジオ格闘全てが完全移植には程遠い完成度で、私を含め格闘ゲームファンの情熱をほぼ消火するに充分なものだった。 |
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家庭用で新たなファンの獲得は困難を極めたものの、94以来のお祭作品98によりネオジオ格闘は屈指のゲームバランスとシステムを完成させ、シリーズ中最大級の評価をされるに至ったと。でも98は最終作にならず、新章「ネスツ編」を描くKOF99の稼働が決定したんだね。 | |
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新作=新システム。その発想は正しい。だがユーザーの大半は旧作までのシステムを成熟・昇華させたものを望んでいた事を知る。私がメーカーとユーザーの感覚に明確なズレを感じ始めたのがこの頃だった。だが、それでも楽しかったよ。ありがとうSNK。
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