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MUGEN講座3(必須やられと特殊やられ・ステート奪取)

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MUGENキャラ製作の上で大きなウェイトを占めるやられ動作には二種類あり、製作必須の「必須やられ」と限定条件下で発動して原作再現や演出に彩りを添える「特殊やられ」がある。

「必須やられ」はすべて登録しないとバグやエラー、不具合が出るが「特殊やられ」はあくまで演出を強化するものであるため、原作再現のためにどうしても必要などの理由や、凝り性の人以外は後回しで問題ない。

そして、特殊やられを使用するキャラを製作する場合、たとえ専用ドットがなくても必須やられで矛盾なく表示されるように作る必要がある。

今回のMUGEN講座ではやられ動作の概要や用途を説明するんだぜ。

1.「必須やられ」MUGENの根幹たる存在

2.「投げ技」「ロック系乱舞技」。ステート奪取って何?

3.「特殊やられ」MUGENに彩りを添えるデコレーション


1.「必須やられ」MUGENの根幹たる存在

戦闘時に表示される攻撃を食らっている際のスプライト。MUGENでは弱・中・強の3種類を想定し、のけぞり具合を3種用意することになっている。

ちなみに、攻撃の強弱を考えずにスプライト1枚で済ませたり、食らい動作からニュートラルへ立ち直る際の動作に逆回しで使いまわすこともできる。しかし「枚数をケチる=総合的なクオリティは下がる(物足りなく見える)」という法則が発動する事を忘れずに。

上半身や顔への上段攻撃orジャンプ攻撃を食らった際に表示され、俗に「上段やられ」と呼ばれることが多い。紹介しているドットはすべて強攻撃の際のモノ。

カンフーマンワンダーモモsffナンバー「5000-0、10、20」

腹部や下半身への攻撃を食らった際の「下段やられ」のスプライト。

カンフーマンワンダーモモsffナンバー「5010-0、10、20」

しゃがみ状態で攻撃を食らった際の「しゃがみやられ」。上下段の概念はない。

カンフーマンワンダーモモsffナンバー「5020-0、10、20」

足払いなどダウン属性攻撃を食らった際の「仰向けダウン」のドット。

カンフーマンワンダーモモsffナンバー「5040-10」

sffナンバー5040はダウンのスプライトだが何故”仰向け”とつけているのか?その理由はKFMのダウン動作が仰向けだから。基本的にMUGENキャラはKFMのスプライトを基準に動作を作るので必然的にそうなる。

本来「うつ伏せダウン」は特殊やられに該当するが、別に必須やられのダウン動作をうつ伏せにするのも製作者の自由である。ただ、後述する「ステート奪取」の際に「動作が噛み合わず表示がおかしくなる」場合があると覚えておこう。

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2.「投げ技」「ロック系乱舞技」。ステート奪取って何?

必須やられがなぜ”必須”と呼ばれているのかというと「ステート奪取」の存在にある。

「ステート奪取」とは投げ技やロック系乱舞技を発動し、コントロール(制御=ステート)を奪う(奪われる)こと。基本「指定された動作を完了しステートを返し、自由になる」まで操作することは出来ない。

ステート奪取は初心者には概念が難しい為、ここでは詳細は省くが大まかなイメージを掴んで欲しい。

 

例)相手プレイヤーがステート奪取技「背負い投げ」を自分に仕掛けてきたとする。

1.相手プレイヤーステートを奪い、背負って地面に投げつけるスプライトを表示する。

2.投げつける相手を「sffナンバー5010-10(下段やられ)」にする。

3.投げつけた相手を地面にダウンさせ「sffナンバー5040-10(仰向けダウン)」にする。

4.相手プレイヤーステートを解放しニュートラルに戻る。

5.自キャラはダウン状態でステートを解放されたので起き上がり動作に移行する。

 

ここで重要なのは「2・3」の部分。「ステートを奪取した相手のsffからスプライトを呼び出す」ということ。ステートを奪取した際の動作の不具合を防ぐために作られた約束事こそが「必須やられ」であり「5000番台のsffスプライト」なのだ。

存在しないナンバーを呼び出された場合、当然キャラクターが表示されない(透明になる)。だから、それを防ぐためにMUGENというシステム全体の必須事項となっているわけ。

例外として特定動作中(攻撃中など)だけやられ動作及びステート奪取を拒否する「スーパーアーマー」と、終始ステート奪取を拒否する「ハイパーアーマー」を搭載したキャラクターも存在する。

スプライト1枚で製作された「のりもの」はハイパーアーマー搭載キャラの代表格。

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3.「特殊やられ」MUGENに彩りを添えるデコレーション

必須やられと対を成す原作再現や演出強化などを目的としたオプション的な扱いのスプライト。

SNK系の格闘ゲームに常備されている「うつ伏せダウン」「きりもみ吹っ飛び」など必須やられに該当しないスプライトはすべて「特殊やられ」になる。一般的には「特定の技の時だけ使用する紳士的なドット(おもに性的な意味で)」を表すことが多く、脱衣KOなども特殊やられに該当する。

必須やられとは異なりsffやairのナンバーに制限はない。だが、先人たちの暗黙の了解のようなものがあり、「燃焼やられ、氷結やられ、電撃やられ」など多くのキャラが使用するものはある程度決まったナンバーを使っているので特殊やられを搭載したい場合は参考にするとよい。

と、いうか適当に番号を振ると予期しない特殊やられ演出が発動してしまったりするので、前もって特殊やられに何番を使用しているかある程度把握しておいたほうがいいと思う。

 

頭上や背後からの攻撃を受けた際の演出を彩る「うつ伏せダウン」

麻宮アテナsffナンバー「5111」

 

強力な攻撃に対するリアクションとして効果を発揮する「きりもみ吹っ飛び」

麻宮アテナsffナンバー「5052」

 

ここから紹介するモノは特定のステート奪取技を食らった時のみ発動する「特殊やられ」の一例。非常に紳士的なものが多い。対応していない場合は「変化なしor必須やられで代用」するようになっている。

アルマゲドンバスター「バスターやられ」sffナンバー「9005」

 

 

 

 

 

 

 

大道寺きら非対応時はバックブリーカーに。

北斗の拳のレイが使用する原作の「7つの傷の男」を探すために胸元を引き裂く特殊投げ。通称「レイ投げ」または「セクハラレイ」。特殊やられ側は「レイ投げやられ」「7つの傷やられ」などと呼ばれている。

セクハラレイ。sffナンバー「807」。普通に通報されるレベルであるw

 

特殊やられは必須ではないが見栄えが良く、製作者として作っていて非常に楽しいものも多いので必要に応じて製作してみるのもいいだろう。

やられ動作は作っていて楽しいという人、ひたすら苦痛に感じる人など様々であるが、必要不可欠な知識なのでしっかり習得して、効率よくキャラ製作できるようになろうぜ。

ここまで読んでくれてありがとう。ノシ

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