MUGEN講座4(必須やられ・最短攻略)
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「必須やられ」それはMUGENキャラとして存在するための最低条件。コレが揃っていないキャラは評価に値しない。たとえ他の部分がどれだけ丹念に作りこまれていようとも、だ。
なぜなら「プレイヤーキャラ」としても「対戦相手」としても半人前ゆえに。
稚拙なドットの完成版>超綺麗なドットだがステート奪取で頻繁に粗の出るα版
MUGENキャラとしての価値は個人的にこうだと思っている。ドットアニメーションを作りたいだけならば一動作で事は済む。だが、MUGENキャラはそうではない。「ドット絵→MUGENキャラ」に組み上げなければならないのだ。
製作経験者として忠告させていただく。
「時間はほぼ無限にある。だがモチベーションは無限ではない」
モチベーションを長期間維持するのは並大抵の苦労ではない。今回はモチベ維持しつつ有効に製作する方法として、経験則からの「必須やられ」製作の手間を最小限にする方法をご案内。
具体的には「出来る限りドットを使い回して枚数を減らす」。ドット枚数が減ればそのぶんの労力を他に回すことができる。単純で効果的な方法。必須やられが面倒に感じる人はぜひお試しあれ。
なにジョジョ?「枚数を減らしたら動きが硬くなってクオリティが落ちる?」
ジョジョそれは「公開時に最高のクオリティを保とうとする」からだよ。
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;)
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「公開してから増やせばいいさ」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / ! ヽ
1.上・下段やられ+しゃがみやられと立ち直り
上段、下段やられは基本的に「3枚+3種類(+α)」で構成される。「足元」は地上ニュートラル(通常状態)の食らい動作で「腹部」「頭部」はおもに身体を掴んだり、首を絞めたりする際の腹や頭に支点を合わせたスプライト。
sff5000-00(足元)・5001-00(腹部)5002-00(頭部)
sff5000-10・5000-11・5001-10・5002-10
sff5000-20・5000-21・5001-20・5002-20
上記3枚のスプライトを使用してairナンバー「5000・5001・5002」の「上段くらい」、「5005・5006・5007」の「上段くらいから体勢を立て直す」を埋めることが出来る。
sff5010-00(足元)・5011-00(腹部)5012-00(頭部)
sff5010-10・5010-21・5011-10・5012-10
sff5010-20・5011-20・5012-20
上記3枚のスプライトを使用してairナンバー「5010・5011・5012」の「下段くらい」、「5015・5016・5017」の「下段くらいから体勢を立て直す」を埋められる。
しゃがみやられには「頭部」「腹部」の概念がない。設定する手間は省けるが、逆に考えると「しゃがんだ相手の首を絞める」などのピンポイントな「ステート奪取」は難しいということ。身長が小さいと虚空を掴んだり、大きいと胸を掴んだり想定外の動作になってしまう可能性がある。
sff5020-00
sff5020-10
sff5020-20
2.吹っ飛び動作+仰向けダウン+起き上がり
吹っ飛び動作で落下するまでのスプライトは描き方次第で大幅な枚数節約に繋がる。(実際にワンダーモモは本動作のスプライトを、他の動作で角度を変えて使い回している。5030-00、5030-10も角度があまり変わらないので同じ物を使っていたりする)
sff5030-00
sff5030-10
sff5030-20
sff5030-40
sff5030-40
sff5030-50
上記のスプライトを使用するairナンバー
「5030」吹っ飛び開始
「5035」吹っ飛び
「5050」吹っ飛び下降
「5070」足払いでこける
「5090」横に倒れている時に攻撃を食らい浮く
「5100」地面に激突
「5160」地面に激突後バウンド
登録の際に使用する具体的なスプライトと軸合わせはD0キャラはカンフーマン、D4キャラはワンダーモモのsffとairをガッツリ調べて参考にすると良いんだぞ、と。モモさんもカンフーマン準拠なので大きくは変わらないけどね。
仰向けダウンのスプライト。KFMは「5040-00」に「5030-20」と同じスプライトを使用している。
sff5040-00
sff5040-10
上記のスプライトを使用するairナンバー
「5080」横に倒れている時の食らい(ダウン中)
「5170」バウンド後着地〜倒れるまで
「5110」仰向けダウン
sff5040-11
sff5040-12
KFMは起き上がりに「11-02(しゃがみ)」を使用している。
上記のスプライトを使用するairナンバー「5120」起き上がる動作。
3.垂直吹っ飛び+(KFM用)背負い投げやられ
垂直吹っ飛びはわりと出番があるが、背負い投げやられはカンフーマン以外の使用者が乏しく、労力の割には報われないスプライトとしてひそかに有名(w
sff5060-00(足元)・5061-00(腹部)5062-00(頭部)
sff5061-10(足元)・5061-00(腹部)5062-10(頭部)
sff5070-00(足元)・5071-00(腹部)5072-00(頭部)
sff5070-10・5071-10・5072-10
sff5070-20・5071-20・5072-20
以上でsffに登録が必要な必須スプライトはすべて紹介したよ。ワンダーモモで描いた必須スプライトは「16枚」。多分これくらい使い回せばすべての必須スプライト(63枚)を新規製作するよりも楽になる。
あとは上・下段・しゃがみやられを(弱・中・強の概念を無視して)各1枚にすることで6枚節約して「10枚」。これが多分限界値。かなり現実的な数字になったんじゃないかな?
あと、例外的なスプライトとして気絶アニメ(sff・airナンバー5300)がある。
MUGENの必須スプライトではないが、「相手の気絶を誘発させる攻撃」(例・アレックスのスタンガンヘッドバッド)を食らった際に表示されるためair5300は必ず登録しなければならない。
カンフーマンには専用の「sff5300-00〜03(合計4枚)」が登録されている。ワンダーモモは上段やられ「sff5000-00・5000-10・5000-20」を割り当てて使い回している。
ここでもスプライトを使いまわす技術が生きてくるのさ!(どや?)
必須スプライトを登録してair設定を済ませると、「キャラ完成に近づいた充足感」がモチベ上昇に繋がるので、気が向いた時に一気呵成に製作してしまうことをオススメします。
どうせ労力を使うならカッコイイ必殺技とかに使いましょうよ。経験者として忠告します。「労力の大半はcnsを組む時」に使うんですよ。初心者の心を全力で折りに来ますよ「cns」は(w
本コラムがキャラ製作の役に立つことを願います。ここまで読んでくれてありがとう。ノシ
ご存知でしたか?
MUGENはエッチなことができるんですよ?
私はミリア・レイジ(GUILTY GEAR)をエッチに調教しました。
その成果について興味が湧いたらこちらへ↓